最近、視力の悪い子が増えています。近視の進行が主な理由です。
近視を治してほしい!とよく言われますが、それは現在の医学では、ほぼ不可能です。(20歳を超えて近視矯正手術を受ける場合を除いては)
では、どうすれば良いのでしょうか?
最近の研究では、特殊な眼鏡やコンタクトレンズを装用すると、少し近視の進行を抑制できると言われています。
また、
特殊な点眼(低濃度アトロピン)をすると抑制できるとの報告もありますが、自費での診療になりますし、まだ一般的ではありません。
現実的には、あまり長時間近くを見ないようにして(ゲームやテレビを近くで見すぎない)屋外でスポーツなどをするのが良いと思います。
(最近になって、近くを見すぎると近視が進むとか、課外活動は近視の抑制になることがわかってきました。)
大切なのは、生活習慣に気をつけ、なるべく眼鏡なしで生活に不自由しないようにすることが良いと思います。
しかし、お子さんが不自由を感じるようになってきたら眼鏡を作ってあげる事が最も大切なことのように思います。
“お子さんの視力が悪い”でお悩みのお母さん、お父さんへ
まずは、お子さんに正確な屈折検査、視力検査を受けさせて下さい。
眼鏡が必要かどうかの判断に欠かせませんし、適切なアドバイスもできませんからね。
正確に子供の屈折、視力を測定するのは結構、難しいんですよ。